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日本語教室

まったく日本語が理解できない方もいるため、それに合わせてカリキュラムを組みましたが、​簡単に感じてしまう方も居るため、短い時間ではありますが漢字の練習なども織り込みます。また、別途、買い物の仕方やコンビニでのコピーの仕方。国や役所に提出する書類の書き方。賃貸の更新に必要な書類の作成。日本語とは全く関係ない、生活の部分の指導も行っています。私自身海外生活で困った色々な経験があるため、

​彼らの気持ちが良く判りますし、あらゆるサポートをしています。

日本語教室

まったく日本語が理解できない方もいるため、それに合わせてカリキュラムを組みましたが、​簡単に感じてしまう方も居るため、短い時間ではありますが漢字の練習なども織り込みます。また、別途、買い物の仕方やコンビニでのコピーの仕方。国や役所に提出する書類の書き方。賃貸の更新に必要な書類の作成。日本語とは全く関係ない、生活の部分の指導も行っています。私自身海外生活で困った色々な経験があるため、

​彼らの気持ちが良く判りますし、あらゆるサポートをしています。

日本語教室

日々の長時間の労働の合間ですが、集中力が途切れることなく、本当に勉強したいという姿勢が感じられます。

​こちらは教える立場ですが、教えられることも多く見習わなくてはならないと感じるケースに出会うことも少なくありません。​授業後にカルテや日誌を付けることで先生が変わっても対応出来るよう管理しています。

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​通常は日本語の教科書に沿って授業を進めていますが、就業されている方で習熟度が低い場合には、まず仕事で使用する日本語を想定したテキストを作っています。

テキストは常に完全では無いため、変えた方が良いと感じた場合作り込んで次回に使用しています。オーダーを取る際にテキストで「飲み物は食前にしますか?それとも食後にしますか?」といった流れがありました。何度か繰り返して読ませるうちに覚えたようでした。

その後、授業が終わり夕方の営業を始めてお客さんが入店し早速のオーダーです。​「飲み物は食前にしますか?それとも食後にしますか?」ややゆっくりではありますが、何とか聞けました。

しかし次の瞬間彼は凍りつきます。

「一緒にお願いします。」想定外の答えでした。彼はしどろもどろに返事をするとこっそり聞きに来ました。

しかし、流石お客さん商売です。雰囲気でつかみとったのか、「一緒に出せばいいのか?」と聞きました。

そうだよ。と教えると満足そうに仕事に戻って行きます。

今回のケースはお金を貰う側であること。もし間違ったとしても日本人の国民性を考えると問題にはなりにくいケースなので良かったですが、これが仕事上の契約や日本語での書類の作成などになるとお手上げですし、問題が起こることも少なくありません。

​もし、彼が日本語をもう少し理解出来て伝えることが出来たら、入ってくるお客さんにかけられる言葉で不安になることもありませんし、日本での生活が楽しく、そして日本人の友人ももっとたくさん出来るのではないか。そう思っています。

​その後、テキストに一緒にという流れも追加になったことは言うまでもありません。

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授業は昼休みなど、営業時間の合間に行うことが多いのですが、

ハードな仕事をされている方も多く、疲れて集中出来ない。また別に問題を抱えていて相談したい。仕事の合間に片付けなければならない用事もあったりします。当然授業の始まりは遅くなりますし、想定していたところまで進めない事も多々あります。

勉強なのだからと怒ってしまえばいいのかもしれませんが、それでは日本語を覚える機会事態を失ってしまうことにもなりかねません。

日本語を教えて行く中で、他国の文化や日本人との考え方の違い、そんなケースにぶつかることも多くあります。

しかし時間はかかっても継続して行くことで、彼らが考えていた日本や日本人への理解は進み、一歩進んだ友人関係や隣人関係を築けるのではないかと思います。

ここは日本ですが、人としてという立ち位置で考えた時、彼らの人生のバックボーンや文化を知ったうえで、日本語を教育していくことが大切だと感じます。

異国の地で言葉が通じない状況下でハードに働くことは、精神的にも肉体的にも簡単なことではありません。

​そんな彼らが少しでも人生を楽しめるよう、日本語教育を続け地球の番人のスタッフもまた、そこから成長して行けたらと思います。

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